疲労回復

しじみで新陳代謝を促進

肝臓としじみ含有成分オルニチンは、人間にたとえるなら夫婦の関係に似ています。
自らの体を酷使して疲労の原因であるアンモニア分解をする事によって、体を正常な状態で維持できるようにしてくれるのが肝臓なら、それを内助の功で強力にサポートしているのがオルニチンです。
肝臓によってもたらされる多種多様な働きのほとんどは、オルニチンによって生み出されていると言っても過言ではありません。
あの小さな生き物であるしじみのどこに、そのような優れたパワーがあるのかと思ってしまいます。

オルニチンの活躍場所は言うまでもなく肝臓ですが、その肝臓を構成する肝細胞の中で動いているミトコンドリアの中に、我らがオルニチンは存在しています。
オルニチンの重要な役割である代謝システムは3つある事がわかっています。
アンモニアを分解して尿素に替える尿素回路と、エネルギー源であるATPを生成するTCA回路、さらにATPからグリコーゲンおよびグリコースを生成する回路との3つの働きをする事により、肝臓が疲弊してしまわないように働きをサポートしています。
肝臓にとっては天敵とも言えるアンモニアは正常に機能しているオルニチンの働きをことごとく阻止しようとします。

特にアルコールの過剰飲酒によって体内にもたらされるアンモニアを分解するために肝細胞を使うのですが、分解するたびに少しずつ肝細胞も分解されて死んでいくというショッキングな現象も起きているのです。
それほどアンモニアは人間の体に有害であるという事です。
血中アルコール濃度を速やかに下げていかなければ他の臓器にも深刻な影響を与えかねません。
肝臓内で活性化しているオルニチンによる代謝システムはまさに肝臓を守るためのシステムであり、肝臓がいつも元気に働いていてくれれば新陳代謝もスムーズに進んでいきます。
こうした作用はしじみを食べるだけで起きてくるというのですから、あらためてしじみのパワーがいかに優れたものかをあらためて認識させられます。
しじみを使ったパスタなどで美味しく栄養を摂ってみませんか。