しじみに含まれるオルニチンの量
和風・中華風・西洋風とどのような料理にしても美味しくいただけるしじみは、オルニチンなど肝臓を強化する機能を豊富に含んだ究極の健康食品です。
その昔、江戸時代の頃から庶民の食材として親しまれてきた、庶民の味であるしじみの旨みを支えているのはアミノ酸です。
日本だけではなく西洋や東西南北アジア各国でも捕獲できます。
日本でしたらなんといっても、しじみの入ったしじみ汁が往年の人気メニューです。
シジミには旨み成分も豊富に含まれていて加熱する事によってにじみ出てきますから、出汁を取る必要もありません。
こうした手軽さが庶民に親しまれてきた由縁です。
旨みの元になっているのがオルニチンというアミノ酸の一種なのですが、シジミ以外の食材からも補給できます。
ただししじみほど豊富ではありません。
具体的にどの程度かと言いますと、オルニチンに詳しいサプリメント業者や研究者による研究によれば、しじみ100gにつき10.7gから15.7g程度です。
およそ標準大のしじみ35個分になりますから、汁一杯分に含まれるオルニチン量と考えて間違いはありません。
意外と少ないと感じる人もいるでしょうが、他の食材はさらに少ない数値となります。
たとえばキハダマグロで最高7mg前後、チーズで8.5mg前後、ヒラメで4mg前後、パンで0.2mg前後、エノキダケ14mg以下といった感じです。
エノキダケもしじみと共に汁の具材になる事が多い食材であり、両方混ぜて食べればオルニチンをさらに豊富に食べる事ができます。
以上のデータをみてもわかる通りオルニチンの含有量は極端に多いという事ではないので、健康を体感したいとなると大量に食さなければならない事になります。
現時点で副作用は発見されてはいませんし疲労感や倦怠感の原因は他にもいくつかありますので、過剰摂取する必要はありません。
人の体が元々持っている物質ですので、食材から摂取するのはあくまでも補助という意味です。