しじみに含まれるオルニチンの過剰摂取は?
オルニチンを豊富に含むしじみは二日酔い予防や美肌およびダイエットなどに効果的とされ、世代や性別を超えて高い評価を受けている食材です。
第一においしいですし、しじみ汁を飲むと気分爽快で1日生活できます。
こうした事は科学的裏付けもあるので信憑性があります。
しじみ汁一杯に入っているしじみの量はおよそ15mg程度ですから、さほどの量ではありません。
それでも体調が軽くなるという事は、毎日続けていたら目に見えて健康になれるに違いありません。
ダイエットを目標にしている人にとっても、これは朗報です。
それなら効果アップのために少しだけ増量すれば、よりスピーディーに効果を実感できるはずと考えるのは自然です。
とはいえ適量はどれくらいで、どの範囲まで増量できるのか気になります。
しじみは自然食品ですから副作用はよほどの事が無い限り心配ありません。
国で設定している適量は1日1000mg以下ですから、お味噌汁66~67杯分を毎日飲まなければならない計算になり、常識的に考えてもあり得ない量です。
そこでサプリメントで、しじみエキスを摂ろうという人が増えていて、市場でも話題沸騰中の商品となっています。
価格も安価なので比較的手に入りやすいという事も人気に拍車をかけています。
サプリなら食材から充分に摂取しにくいオルニチンも、集中的に摂れるのでおすすめではあるのですが、肝臓や腎臓が弱っている人や特有の病気を持つ人は注意が必要です。
オルニチンは浮遊アミノ酸の一種ですから体内に蓄積されるものではなく、むしろ浮遊アミノ酸が量コントロールしてくれているので、過剰に増えすぎる心配はありません。
アミノ酸が万が一過剰に増えすぎてしまったら、大量発生したアンモニアを分解しきれずに肝臓や腎臓に重篤な症状を引き起こしかねません。
さすがに働き者の肝臓もキャパシティーを超えては働き続ける事が難しくなります。
さらにオルニチンの含有成分である鉄分も増えすぎると、体調不良を引き起こしますので何事も中庸を守るのが一番です。